水祭とも。タイの伝統的な習慣、祭り。タイ正月。祭りを盛大に行う。農耕に欠かせない雨の恵みと豊作を祈願する。 4月13日から3日間行われる。 タイで最も注目を集める祭りの1つで、ミャンマー(ティンジャン)、カンボジア(チョール・チュナム・トメイ)、ラオス(ピーマイラオ)においても祝われている。
タイでは稲作農業中心に考えた時、一年は4月が乾季の終わりで稲作の準備をし、5月の雨季のはじまりが稲作のはじまり というサイクルになる。農事暦ともいえるもののようだ。
ソンクラーンの3日間、様々な行事、儀式があるが、人々(特に若者)は、お互いに水を掛け合って楽しむ。これには次の耕作期に十分な雨が降るように、という願いが込められ、
言い伝えによれば「ナガ」(ナーガ)という神話上の蛇が海水を吹き出しながら遊ぶことによって雨が降る、と言われていることから、
蛇が水を吹き出せば吹き出すほど、より多くの雨が降るのように水をかけある。
若者達はソンクラーンの最後の日が過ぎても、もし雨が降り始めない場合には、歌い、踊り水掛けを続けるという。
参考資料
・もっと知りたい タイ (綾部恒雄/永積昭:編 弘文堂)
・在東京タイ王国大使館Webサイト
他
関連項目一覧
タイ 【文化地域】
暦 【大項目】
世界の祭り 【大項目】
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary